2月20日電力自由化学習会「電気をかしこく選ぼう」報告 |
「再生可能エネルギーを選んで原発をなくそう」
日時:2016年2月20日(土)14:00~16:30(ココネリ3F研修室2)
参加人数:70人 講師:竹村英明(市民電力連絡会会長)
当日は雨の中、70名の参加があり、活気のあふれる学習会となりました。講演後のアンケートからは、分りやすくて勉強になった、再エネを選ぶことを決心した、やるべきことがわかった等、参加してよかったという声が多数寄せらせました。
4月から始まる電力自由化とはどういうことなのか、発電から供給までの流れを含め、分りやすいお話を聞くことができました。再生可能エネルギーと原発というのは、再生可能エネルギーが伸びれば原発はなくなる、再生可能エネルギーがなくなれば原発はなくならない表裏一体の関係だそうです。つまり原発のない未来のためには、再生可能エネルギーが重要であるということです。
環境省の日本の再生可能エネルギーのポテンシャル調査によると、風力発電だけで日本を4つまかなえるそうです。再生可能エネルギーの需要が増えれば供給を増やしていくことにつながります。電力自由化により、私たちは再生可能エネルギー100%をめざす電力小売業者を選択し、再生可能エネルギーを後押しすることができるのです。
電力小売会社(新電力)は、以下のように4分類されます。
A 東電系(東電の代理店もしくは電気を仕入れて販売):ソフトバンク、au、Docomoなど携帯各社、日本瓦斯系プロパンガス各社、ビックカメラ、So-net、エネチェンジなどで、東電発電との契約によって、電気を調達。
B 他電力系(東電以外の一般電気事業の電気を仕入れて販売):MCリテールエナジー[ローソン+三菱商事(ダイヤモンドパワー)+中部電力]、東京ガス[自社天然ガス・石炭+東北電力の石炭・石油・天然ガス]、
C 独立系(自社の天然ガス発電、再生可能エネルギーなどの電気を販売):ENEOSでんき(JXエネルギー)[自社天然ガス、石油・石炭・再生可能エネルギー]。楽天エナジー[丸紅の代理店として丸紅の水力・火力などの電気]
D 市民再エネ系(自社の再生可能エネルギーの電気を販売):自治体電力、生協電力、地域で市民が立ち上げた電力会社など。基本的に自身もしくは市民が設置した再生可能エネルギーの電気。
*以上の分類は当日資料より抜粋
安易な広告に惑わされず、焦らずに、電源などを確認し納得して契約することが大切です。
元気力発電所は、再生可能エネルギーを選択するための情報を関心ある方々に発信していく活動を、これからも積極的に続けていきます。
元気力発電所はパワーシフトキャンペーンに 賛同しています。
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